シャルル=フランソワ・ドービニー展
2019年7月1日
西新宿の損保ジャパン日本興亜美術館で開かれていた『シャルル=フランソワ・ドービニー展 バルビゾン派から印象派への架け橋』に行ってきました。
のちの印象派の画家たちに大きな影響を与えたドービニーの作品がまとめて見られる貴重な展覧会です。
水辺の風景を描くために自らのアトリエ船を持っていたと知ったことは、作品の理解を深めるのにとても役立ちました。
コローやクールベ、ドーミエの作品も見られます。
美術館は来年5月には隣に建設中の建物に移転することが決まっているため、この景色を美術館と合わせて見られる期間は残り少なくなってきました。
ギュスターヴ・モロー展
2019年6月23日
汐留のパナソニック汐留美術館で開かれていた『ギュスターヴ・モロー展―サロメと宿命の女たち―』に行ってきました。ルオーのコレクションで知られる当館では、ルオーの師であるモローもときどき展覧会のテーマになります。
パリのギュスターヴ・モロー美術館が所蔵するコレクションのうち、「女性」という切り口で選ばれた油彩・水彩・素描などが来日しました。
いつかは見たいと思っていたサロメの『出現』を見られたことや、モローの目を通して描かれた神話や聖書の女性を、モローの実生活がうかがえる展示とともに見ることができたのは貴重でした。
六古窯
2019年6月15日
丸の内の出光美術館で開かれている「六古窯-<和>のやきもの」展に行ってきました。
展示概要によると、瀬戸、常滑、越前、信楽、丹波、備前は六古窯とよばれ、平安時代後期から鎌倉・室町時代に生み出され現代まで続いてきた産地で、各地が独自のスタイルを生み出してきたそうです。
もともとが生活に密着した陶器から出発しているため華やかな装飾性はありませんが、造形の力強さや焼成時に生じた自然釉の表情は見ていて飽きません。