竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス
2020年12月1日
広尾の山種美術館で開かれていた『竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス』に行ってきました。
展覧会のタイトルにもなっている竹内栖鳳の《班猫》をはじめとして、近現代の日本画家による動物をテーマとした絵画が展示されていました。
動く動物の一瞬をとらえた作品、羽毛の質感が伝わってくる鳥の作品など、魅力的な作品揃いです。
「竹内栖鳳」を冠する展覧会としては、ほぼ7年ぶりでした。
日本美術の裏の裏
2020年11月28日
六本木のサントリー美術館で開かれている『日本美術の裏の裏』展に行ってきました。
リニューアル・オープン記念の第2弾としての企画で、日本ならではの美意識に根ざしたコレクションを紹介するというものです。
屏風や掛け軸、絵巻、陶芸、着物、浮世絵など幅広いジャンルの作品が展示されていましたが、特に絵巻の数々は、描かれた当時の仏教感や作者の人間味を感じることができて見飽きません。
野々村仁清や尾形乾山、仁阿弥道八の優れたやきものも見られます。
横山大観の全貌/日本画ベストアーティスト10
2020年11月10日
島根県安来市にある足立美術館に初めて行きました。その美しい庭園が良く知られ、かねてより私どものお客様からも「ぜひ行くべき」と強く勧められていたところ、ようやく念願がかないました。
ちょうど開館50周年の記念展示として、「横山大観の全貌」と「日本画ベストアーティスト10」を同時に見ることができました。当館の横山大観コレクションは有名ですが、『紅葉』屏風をはじめ、これほどの数を一度に見られる機会はあまりないでしょう。
また、当館のコレクションから10人の名人たちの作品を展示する企画では、横山大観のほかにも竹内栖鳳や河合玉堂など日本画の大家の名品を見ることができました。
霧にけぶる借景の山々とともに庭園の眺めを堪能しました。