芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル
2023年3月29日
丸の内の三菱一号館美術館で開かれている「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」に行きました。
江戸後期を代表する浮世絵師、歌川国芳の門下で幕末から明治にかけて活躍した落合芳幾と月岡芳年の展覧会です。
これまで落合芳幾の作品を見る機会が少なかったので、今回のライバル対決を通してそれぞれの絵師の共通点と相違点を感じることができました。
なお、この展覧会のあと、当館はメンテナンスのために1年半休館するそうです。
中庭は季節の花を楽しめます。
レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才
2023年3月23日
上野の東京都美術館で開かれている「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」に行きました。
20世紀の初めにウィーンで活躍したエゴン・シーレは、早くから画家としての才能を発揮し、はじめはグスタフ・クリムトの影響を受けつつも、その後、当時としては斬新な独自の作品世界を切り拓きました。
画家として成功しながらスペイン風邪に感染し、28年という短い生涯を終えたことも、その作品世界と相まって今なお鮮烈な印象を与えているように感じます。
本展ではそのシーレの初期から晩年までの作品をたどることができました。デッサンの展示も充実していて、立ち止まって見入ってしまうような描線でした。
佐伯祐三-自画像としての風景
2023年3月14日
東京駅の東京ステーションギャラリーで開かれている『佐伯祐三-自画像としての風景』展に行きました。
画家のパリの風景の作品にはいつも惹きつけられる何かがありますが、30歳で早世したこともあって作品数が限られ、これまで目にする機会は多くありませんでした。
ところが今回は、大阪中之島美術館の質量ともに優れた佐伯祐三コレクションを中心に、初期から最晩年の作品までが集められ、画家の創作活動の移り変わりを存分に味わえる貴重な回顧展でした。
展覧会のポスターにもなっている「郵便配達夫」は亡くなった年に描かれたものですが、展示のハイライトにふさわしく見る者に迫ってきます。
見終えた後は東京駅を行き交う人をぼんやり眺めます。