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京都・智積院の名宝

2023年2月9日

 しばらく前のこと、六本木のサントリー美術館で開かれている「京都・智積院の名宝」に行きました。
 今回の展覧会は何といっても長谷川等伯とその息子・久蔵による素晴らしい障壁画の数々をまとめて見られるという貴重な機会です。
 持ち運ぶことができる掛軸や屏風とは異なり、建築と一体となっている障壁画はそこへ行かなければなかなか見られません。企画に感謝。
智積院の名宝

つながる琳派スピリット 神坂雪佳

2023年1月16日

 しばらく前のこと、汐留のパナソニック汐留美術館で開かれていた「つながる琳派スピリット 神坂雪佳」展に行きました。
 展覧会の概要によると、神坂雪佳は明治から昭和にかけて活躍した図案化・画家で、琳派に強い関心を寄せ、琳派の研究を通じて、自らの制作にも琳派を取り入れたそうです。
 展覧会では、琳派の承継者たる神坂雪佳の優れた作品を見ることができ、琳派好きの私の理解の幅が広がりました。
神坂雪佳展

ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

2023年1月6日

 上野の国立西洋美術館で開かれている「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」に行きました。
 ドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューンの個人コレクションをドイツ政府が買い上げ、ベルリン国立美術館群ナショナルギャラリーに属するベルクグリューン美術館として公開したのが2004年とのことで、今回は館の改修を機に、選りすぐりのコレクションが来日しました。
 ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティといった現代美術の巨匠たちの優れた作品を見ることができます。
 なかでもピカソについては、生涯の作品数が多く、いろいろな場所で目にすることがあっても、特に優れた作品を年代順にたどりながら見られる機会はそれほどありません。その点で今回はピカソ再発見の展覧会でした。
 昨年はドイツのあたり年と「ルートヴィヒ美術館展」の際に記しましたが、その最後にふさわしい展覧会でした。
ピカソとその時代
展示室前

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