江戸の琳派芸術

江戸の琳派芸術

2017年11月10日

 丸の内の出光美術館で開かれていた『江戸の琳派芸術』展に行ってきました。
 美術館が所蔵する、酒井抱一とその弟子、鈴木其一に代表される江戸琳派の名品が揃った展覧会でした。
 琳派好きにとっては堪らない作品の数々ですが、なかでも酒井抱一の銀地の紅白梅図屏風は近くで見ても、少し遠くから眺めてもすばらしいものでした。
江戸の琳派
 絵に集中した後は、皇居を望めるスペースでお茶を飲みながらくつろぐのもまた堪らない時間です。
日比谷通り
 
 

狩野元信 天下を治めた絵師

2017年11月3日

 六本木のサントリー美術館で開かれていた「天下を治めた絵師 狩野元信」展に行きました。
 室町時代にはじまる狩野派の始祖、狩野正信の子として生まれ、幕末まで続く狩野派の成長、繁栄への礎を築いたとされ、そのことがよくわかる展示でした。
 この展覧会はサントリー美術館開館10周年記念展の一環で、美術館の所蔵品のほかにも、遠くはボストン美術館から来日した「白衣観音像」など各地から集められた貴重な名品揃いでした。
狩野元信

鈴木春信展 江戸の恋-

2017年10月31日

 千葉市美術館で開かれていた『鈴木春信展 江戸の恋 ボストン美術館浮世絵名品展』に行きました。
 はじめて訪れる千葉市美術館は、千葉駅から歩いて15分ほどの散歩にはちょうど良い距離で、千葉市中央区役所ビルの上層階にあります。
 今回の展覧会は、浮世絵のコレクションでも知られるボストン美術館から来日した多数の鈴木春信の作品が核です。
 これほど多くの鈴木春信の浮世絵を見るのは、もちろんはじめてのことで、とくに見立絵というジャンルのものは、絵から読み解くという点で好奇心を満たす仕組みになっています。
鈴木春信展
 館内で撮影可能なパネルにもなっていた「屋島の合戦」などは読み解く楽しみがたくさんあるものでした。
見立て

企画展 上村松園-美人画の精華-

2017年10月22日

 広尾の山種美術館で開かれている上村松園の企画展に行ってきました。
 美術館が誇る日本屈指の松園コレクションのほか、近代画家による美人画がバラエティ豊かに紹介されていました。また、鈴木春信や鳥居清長、喜多川歌麿らの貴重な美人画の浮世絵も見応えがあります。
 もっとも印象にのこるのは、何と言ってもその画中に物語を感じる上村松園の「牡丹雪」でした。
上村松園

ボストン美術館の至宝展

2017年10月15日

 上野の東京都美術館で開かれていた「ボストン美術館の至宝展」に行ってきました。
 世界有数とされる約50万点のコレクションから、古代エジプト美術にはじまって、現代美術にいたるまで東西の名品の数々を見ることができました。
 目玉の一つが江戸時代に活躍した絵師、英一蝶の涅槃図で、今回大修理を経て約170年ぶりに初めて里帰りしたそうです。多くの人がその画の前で足をとめていますが、その大きさと細密さ、色彩の鮮やかさには圧倒されます。
 そして、ポスターにもなっているゴッホのルーラン夫妻の肖像画2点同時展示もまた見逃せません。
ボストン美術館の至宝
 

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