小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌
2022年1月18日
東京駅の東京ステーションギャラリーで開かれていた「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」に行きました。
小早川秋聲(しゅうせい)を知ったのは本展が初めてで、大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家の回顧展です。
仏門から転身した旅好きな画家は、国内外を問わず生涯多くの旅をし、旅先の風景を印象深い作品に残しました。また、従軍画家としての一面もあり、当時の時代の要請に応えて描いた戦争画も展示されていて、これらは静けさとともに緊張感を感じるものでした。
見終わった後はいつも丸の内北口を行き交う人を眺めます。
鈴木其一・夏秋渓流図屏風
2022年1月13日
南青山の根津美術館で開かれていた「鈴木其一・夏秋渓流図屏風」展に行きました。当館所蔵の『夏秋渓流図屏風』が重要文化財に指定されたことを記念した展覧会で、当作品の誕生過程を探る考証はとても興味深く、おかげでこれまでとは違った視点で見ることができました。
鈴木其一は、近年は単独で展覧会が開かれるほど注目が集まっている酒井抱一の高弟として知られ、展覧会では師である酒井抱一の作品のうちでも最も好きな「夏秋草図屏風」も展示されていて、琳派好きにはこたえられない内容でした。
作品を見た後はいつも庭園を散策します。冬晴れの日でした。
あけましておめでとうございます
2022年1月1日
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。
去年に続いて新型コロナの中での年明けとなりましたが、出口が遠くないことを信じて、みなさまのお役に立てるよう取り組んでまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年一年ありがとうございました
2021年12月28日
本日をもって今年一年の業務を終えました。この一年もまた、みなさまからの変わらぬご愛顧に改めて御礼を申し上げます。
さて、この1年は国際的にとても難しい年と感じました。その影響は企業活動や日常生活など広範にわたりました。
そのようなことがあって、来る年がみなさまにとって良き年になりますよういつもにも増して願っております。
印象派・光の系譜 -イスラエル博物館所蔵
2021年12月26日
丸の内の三菱一号館美術館で開かれている「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展に行きました。
展覧会の概要によると、イスラエル博物館は約50万点におよぶ文化財を所蔵するイスラエル最大の文化施設であり、所蔵品のなかには最古の聖書の写本といわれるあの「死海文書」もあるそうです。今回はそのイスラエル博物館から印象派の絵画を中心に69点が選ばれ、そのうちの59点が日本初来日とのことです。
初来日の作品が大部分を占めるだけに、なかなか見ることができない名品を見ることができ、画家たちの違った一面を見たような気がします。また印象派からポスト印象派、さらにナビ派へのつながりが良くたどれる構成でした。