’10年代のスタート

’10年代のスタート

2010年1月1日

新年あけましておめでとうございます。

 2010年が明けました。何かと話題の多かったミレニアムからの10年(ゼロ年代)が終わり、次の10年(’10年代)がゼロ年代の大きなうねりを引き継いで始まります。皆さんはどのようにこの10年を振り返られますか? 私はさまざまに思い起こすことがありますが、いろいろな価値観の入れ替わりを感じた10年でした。

 ’10年代のスタートにあたり、今年は10年後にこうありたいというような少し先の目標を強く意識したいと思います。その意識をもって行動すればこのような時代でもあまり迷わず対処して行けるのではないかと思います。

お客様と一緒に、今のことも、少し先のことも希望をもって語れるような事務所づくりを目指します。

 本年もよろしくお願いいたします。

手帳の引き継ぎ

2009年12月29日

 昨日で本年の業務を終えました。 

 今、目の前には、今年の手帳と来年の手帳があります。今年の手帳を改めて見返すと数多くのことが思い出されます。とりわけ、厳しい環境の中でも日々事業を守り育てていらっしゃるお客様との出来事が次々と浮かんできます。
 経済の状況は予断を許さず、さまざまな指標の動きも気になるところです。このような時こそ、環境の変化に柔軟に対応しながら、お客様に価値を提供し続けることの大切さを感じます。来年の手帳を、たくさんの価値でうめられるよう動き続けます。

今年一年のご愛顧、ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

良い年をお迎え下さい。

返済猶予制度(モラトリアム)その5

2009年12月3日

 返済猶予制度(モラトリアム)として動き出した政策が、中小企業金融円滑化法(中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律)として11月30日に成立し間もなく施行されます。

 これにより、企業にとっては、経営再建が可能にもかかわらず金融で困っている場合にとることができる選択肢が広がりました。

 また、金融機関にとっては、支援したい企業の返済を猶予しても自らの業績を悪化させない(「貸出条件緩和債権」として貸倒引当金を積むことを求められない)貸出の範囲が広がったことが制度の実効性を後押しすると考えます。

 実際に申込みをする企業は、金融庁が公開している関連情報のうち特に「監督指針等」や「金融検査マニュアル(金融円滑化編チェックリスト)」をあらかじめホームページ上で確認しておくことが金融機関との話し合いの上でプラスになるでしょう。

 企業のなかで将来の新規融資を受けられなくなるのでは、と申し込みを躊躇されている場合は、「今、新規の融資を申し込んだ場合に受けられるかどうか。」、が一つの判断基準になるでしょう。

 この時限措置を延長しなくても済むような環境が到来することを願ってやみません。

皇居ランナー

2009年11月22日

 今回は、事務所の周りの風景をレポートします。

 毎日、事務所から帰路の駅へ向かう途中で時間帯を問わず、皇居の周回を走る「皇居ランナー」を見かけます。事務所は、皇居の周回コースからは直線距離でも400メートル離れているにもかかわらず、なぜここで?

  先日、ある方に教えられて謎が解けました。ランナーの方が利用する銭湯が近くにあるのです。コースに近い数少ない銭湯です。

  銭湯だけでなく、上級者向けのランナープロショップや、先端のウェアを競うランナーカフェ、走った後の一杯を楽しむランナー居酒屋があったら繁盛するか?などと考えるこのごろです。

  私自身、何度かコースを周回したことがあります。コースの中でも半蔵門から桜田門にかけての下り坂は気分が良いところです。走るのが苦手でなければ(苦手でも)、一度試してはいかがでしょう。

返済猶予制度(モラトリアム)その4

2009年11月6日

その2で宿題にした信用保証制度の充実についてです。

 今回の返済猶予制度に関連する信用保証制度の充実の概要は次の通りです。
     対象者 : 公的融資、保証協会の保証のいずれも受けていない、いわゆるプロパー融資のみ
             の中小企業。
     保証割合 : 残債務から金融機関自身による引当分相当を除いた分を折半するという責任
              共有の考え方を採用。
     保証期間 : 3年が上限(条件変更の内容等に応じ柔軟に対応)。

 対象がプロパー融資のみの企業に絞られることは全く想定していませんでした。この結果、実際に対象となる企業の割合は非常に少ないと思われます。

 該当しない多くの企業はこの保証制度が使えず、既存の金融機関・保証協会との関係や既存の借入の枠組みの中で条件変更を進めることになります。

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