「琳派と秋の彩り」と「久隅守景展」
2015年10月13日
美術館をはしごしました。恵比寿の山種美術館で開かれている「琳派と秋の彩り展」と六本木のサントリー美術館で開かれている「逆境の絵師 久隅守景展」です。
琳派好きとしては「琳派」というだけでつい見に行ってしまいます。狩野派の久隅守景は謎の多い生涯だったことを今回はじめて知りました。琳派と狩野派。同時代の作品を一日で見られたのは、はしごのお陰です。ただし、すこしつかれました。
山種美術館ではちょうど白萩が咲いていました。
東京事務所移転6周年
2015年10月5日
本日10月5日をもって、東京事務所を現在の千代田区内神田に移転して満6年になります。
何よりも、お客様、そして関係する皆様からのご支援によって、また1年を刻むことができました。ありがとうございました。
事務所から見える大手町の風景も移転当時と大きく変わり、高層ビルが目の前に迫ってきました。
ボルドー展 美と陶酔の都へ
2015年9月18日
上野の国立西洋美術館で開かれているボルドー展に行ってきました。
ボルドーにまつわる旧石器時代から現代までの様々な展示を見ることができます。今回の展覧会で目玉とされたのは、ボルドーで幼年期を過ごしたウジェーヌ・ドラクロワの「ライオン狩り」です。この「ライオン狩り」は145年前の美術館の火災のため上から1/3が失われていますが、迫力十分です。
火災で失う前の全体像がわかるのは、こちらもまたボルドーに縁のあるオディロン・ルドンの模写が遺っているからで、とてもありがたいことです。
河鍋暁斎展「画鬼・暁斎-KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」
2015年8月18日
暑い夏の日の午後、丸の内の三菱一号館美術館で開かれている河鍋暁斎の展覧会に行ってきました。
タイトルにもある「弟子コンドル」とは、河鍋暁斎の弟子のひとりで、明治政府のお雇い外国人として来日し、鹿鳴館や展覧会場の三菱一号館(ただし現在の建物は復元)などの建築を手掛けたイギリス人建築家のジョサイア・コンドルのことで、今回の展覧会で初めてそのことを知りました。
多彩な分野を手掛けた河鍋暁斎の数々の画やコンドルが描いた画、そして師弟の交流を示す展示などは見ていて飽きさせません。
レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 〜日本初公開「タヴォラ・ドーリア」の謎〜
2015年8月10日
八王子の東京富士美術館を初めて訪れました。
今回の展覧会は、『レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展〜日本初公開「タヴォラ・ドーリア」の謎〜』という題で、レオナルドの未完の大壁画の謎に迫る展示です。今後、考証が更に加わることでいろいろなことが明らかになる予感があります。
常設展はルネサンスから、ロココ、新古典主義、ロマン主義、印象派まで粒よりの作品揃いでした。常設展だけでも鑑賞する価値があります。