琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術

琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術

2021年1月10日

 京橋のアーティゾン美術館で開かれている「琳派と印象派」展に行ってきました。
 展覧会のタイトルを初めて見た時、琳派と印象派の接点は?と思ってしまいましたが、サブタイトルにある「東西都市文化」で納得できました。
 当館が誇る印象派の名画とともに、ふだんはなかなか見られない琳派の名品を同時に見ることができる盛りだくさんな企画でした。
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根津美術館の国宝・重要文化財

2021年1月3日

 南青山の根津美術館で開かれている「根津美術館の国宝・重要文化財」展に行きました。
 この展覧会は、当館が収蔵する国宝・重要文化財を一度に見られる企画で、尾形光琳の「燕子花図屏風」もこの企画の展示として再会することができました。
 この「燕子花図屏風」は、例年はカキツバタが咲く春から初夏にかけて展示され、恒例行事として楽しみにしていましたが、昨年は新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の時期と重なり展示中止となっていたものです。
 彫刻や陶磁器、漆工などもある貴重な収蔵品のうち、私の興味の中心となる絵画では、初めて見た「那智瀧図」がとても印象深いものでした。
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 庭園は紅葉が見事でした。
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桃山-天下人の100年

2020年12月5日

 上野の東京国立博物館で開かれていた『桃山-天下人の100年』展に行ってきました。
 安土桃山時代に花開いた壮麗な「桃山美術」を中心に、その前後を合わせた100年間の美術を概観できる展覧会です。
 よくもここまでというほどの国宝、重文、そしてこれらに準ずる貴重な作品が数多く集められています。
 100年というスパンの各年代の作品からは、戦国の乱世から江戸幕府による平和な治世への移り変わりを感じることができます。
 展示は、屏風、障壁画、掛け軸、書簡、各種の茶道具、刀剣、具足など幅広いジャンルから成り、それらの来歴を知ることは好奇心をとても刺激するものです。
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 休憩所では狩野長信の国宝「花下遊楽図屏風」の高精細複製品を、本物では考えられない近い距離で見ることができました。
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竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス

2020年12月1日

 広尾の山種美術館で開かれていた『竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス』に行ってきました。
 展覧会のタイトルにもなっている竹内栖鳳の《班猫》をはじめとして、近現代の日本画家による動物をテーマとした絵画が展示されていました。
 動く動物の一瞬をとらえた作品、羽毛の質感が伝わってくる鳥の作品など、魅力的な作品揃いです。
 「竹内栖鳳」を冠する展覧会としては、ほぼ7年ぶりでした。
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日本美術の裏の裏

2020年11月28日

 六本木のサントリー美術館で開かれている『日本美術の裏の裏』展に行ってきました。
 リニューアル・オープン記念の第2弾としての企画で、日本ならではの美意識に根ざしたコレクションを紹介するというものです。
 屏風や掛け軸、絵巻、陶芸、着物、浮世絵など幅広いジャンルの作品が展示されていましたが、特に絵巻の数々は、描かれた当時の仏教感や作者の人間味を感じることができて見飽きません。
 野々村仁清や尾形乾山、仁阿弥道八の優れたやきものも見られます。
サントリー

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