聖徳太子 日出づる処の天子
2022年1月27日
六本木のサントリー美術館で開かれていた「聖徳太子 日出づる処の天子」展に行ってきました。この展覧会は、聖徳太子の1400年遠忌を記念した特別展で、当館の開館60周年を記念した展覧会でもあります。
歴史の教科書に書かれている十七条憲法の制定や遣隋使の派遣、仏教の普及に努めた功績は誰もが知るところですが、その聖徳太子を今でも身近に感じるのは、その後の太子信仰が大きな役割を果たしていることが展示を見てよくわかりました。
太子ゆかりの四天王寺の寺宝や日本全国のお寺や博物館から集められた展示物は見応え十分です。
小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌
2022年1月18日
東京駅の東京ステーションギャラリーで開かれていた「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」に行きました。
小早川秋聲(しゅうせい)を知ったのは本展が初めてで、大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家の回顧展です。
仏門から転身した旅好きな画家は、国内外を問わず生涯多くの旅をし、旅先の風景を印象深い作品に残しました。また、従軍画家としての一面もあり、当時の時代の要請に応えて描いた戦争画も展示されていて、これらは静けさとともに緊張感を感じるものでした。
見終わった後はいつも丸の内北口を行き交う人を眺めます。
鈴木其一・夏秋渓流図屏風
2022年1月13日
南青山の根津美術館で開かれていた「鈴木其一・夏秋渓流図屏風」展に行きました。当館所蔵の『夏秋渓流図屏風』が重要文化財に指定されたことを記念した展覧会で、当作品の誕生過程を探る考証はとても興味深く、おかげでこれまでとは違った視点で見ることができました。
鈴木其一は、近年は単独で展覧会が開かれるほど注目が集まっている酒井抱一の高弟として知られ、展覧会では師である酒井抱一の作品のうちでも最も好きな「夏秋草図屏風」も展示されていて、琳派好きにはこたえられない内容でした。
作品を見た後はいつも庭園を散策します。冬晴れの日でした。
あけましておめでとうございます
2022年1月1日
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。
去年に続いて新型コロナの中での年明けとなりましたが、出口が遠くないことを信じて、みなさまのお役に立てるよう取り組んでまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年一年ありがとうございました
2021年12月28日
本日をもって今年一年の業務を終えました。この一年もまた、みなさまからの変わらぬご愛顧に改めて御礼を申し上げます。
さて、この1年は国際的にとても難しい年と感じました。その影響は企業活動や日常生活など広範にわたりました。
そのようなことがあって、来る年がみなさまにとって良き年になりますよういつもにも増して願っております。