空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン

空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン

2024年9月23日

 東京駅の東京ステーションギャラリーで開かれている「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」展に行きました。
 ジャン=ミッシェル・フォロンという名は知らなくても、その作品は何度か目にしたことがありました。今回はそのフォロンの日本における30年ぶりの大回顧展とのことです。
 ベルギー出身のフォロンは同国で活躍したマグリットの作品に感銘を受けて絵画の世界に入ったそうです。ベルギーといえば、ブリューゲルに始まりアンソールやクノップフといった幻想絵画の画家を生み出してきた国でもあり、フォロンもまた幻想的な作品で足跡を残したことは不思議といえば不思議であり、当然といえば当然ともいえます。
空想旅行案内人 フォロン展入口

空想旅行案内人 パネル

東京駅丸の内北口の風景

いきもの賞玩

2024年9月16日

 皇居三の丸尚蔵館で開かれていた「いきもの賞玩」展に行きました。
 展覧会の解説によると、賞玩とはそのもののよさを楽しむという意味だそうです。身近な生き物を生活の中でも身近に楽しめるように絵画や工芸品に取り入れた古今の作品が展示されていて、その発想や技巧に驚かされます。
いきもの賞玩展
2023年11月のリニューアルオープン後初めて訪れた皇居三の丸尚蔵館。現在も東側で増築工事が進行していて2026年にフルオープンの予定だそうです。
皇居三の丸尚蔵館
竹橋まで続く大手濠。
大手濠
大手門側から見た大手町のビル群。新旧のコントラストを楽しめます。
大手門と大手町のビル群

徳川美術館展 尾張徳川家の至宝

2024年9月6日

 六本木のサントリー美術館で開かれていた「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」に行きました。
 御三家の筆頭として尾張徳川家で受け継がれ、明治期以降も散逸せずに守り抜かれたことはそれだけで価値があるように思います。
 刀剣や茶道具、調度品などどちらかというと使うために作られたものから、12世紀の源氏物語絵巻のような鑑賞するために作られたものまで、貴重な品々を見ることができます。
尾張徳川家の至宝

内藤コレクション 写本 いとも優雅なる中世の小宇宙

2024年8月25日

 上野の国立西洋美術館で開かれている「内藤コレクション 写本 いとも優雅なる中世の小宇宙」に行きました。
 内藤コレクションについては以前にも触れましたが、今回はコレクションの大多数が展示されるということで期待をして出かけました。
 聖書や詩編集、時祷書、聖歌集など印刷技術がなかった時代の中世ヨーロッパで発展してきた細密な写本を詳しい解説とともに見ることができました。まさに小宇宙ということばどおりです。
内藤コレクション写本

内藤コレクション 写本 いとも優雅なる中世の小宇宙エントランス
猛暑で前庭を歩く人はまばら。
西洋美術館前庭
常設展の途中で本館と新館に囲まれた中庭を見ながら休憩します。
西洋美術館中庭

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

2024年8月12日

 竹橋の国立近代美術館で開かれている「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」に行きました。
 TRIOとは、Tokyo、PaRIs、Osakaを組み合わせたもので、当館、パリ市立近代美術館、大阪中之島美術館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組んで展示するというおもしろい企画です。
 作品数が多いこと、日本と海外の画家の作品がトリオで組み合わされていること、それぞれの美術館が誇る名作が展示されていることが本展の特長で、飽きることなく観ることができました。
TRIO展
竹橋から大手町方面

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