牧歌礼讃 / 楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン + 藤田龍児

牧歌礼讃 / 楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン + 藤田龍児

2022年7月25日

 東京ステーションギャラリーで開かれていた「牧歌礼讃/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児」展に行きました。
 展覧会の概要によると、ヨーロッパと日本、20世紀前半と後半といったように、活躍した地域も時代も異なる二人の画家、アンドレ・ボーシャンと藤田龍児が共通して画題に選んだ自然の風景の作品を集めた企画です。
 二人がそれぞれ戦争や病といった苦難を経てたどり着いた「癒しの絵画」とも呼ばれる穏やかな作品が展示されていて、懐かしさや安らぎを感じます。
アンドレ・ボーシャンと藤田龍児
 見終えた後は丸の内北口を行き交う人をしばし眺めます。
丸の内北口

ボテロ展 ふくよかな魔法

2022年7月18日

 渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれていた「ボテロ展」に行ってきました。
 南米コロンビア出身のフェルナンド・ボテロの作品を集めた大規模な展覧会で、日本では26年ぶりだそうです。
 ボテロの絵画の特徴は、描かれた人物も、動物も、静物さえもふくよかに膨張していて、その色彩とともに一度見たら忘れがたい印象を与えます。
 またヤン・ファン・エイクやルーベンスといった西洋絵画の巨匠たちの名画も、ボテロの手にかかると不思議な変換を経て、オリジナルを残しつつも完全にボテロの世界の作品となり、見飽きることがありません。
 ボテロは90歳になった今も制作活動を続けていて、ごく近年の水彩画もまとめて見られます。
ボテロ展

シダネルとマルタン展

2022年7月8日

 しばらく前に、西新宿のSOMPO美術館で開かれていた「最後の印象派、二大巨匠 シダネルとマルタン展」に行きました。
 19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍した画家、シダネルとマルタンの展覧会です。今まで名前は聞き覚えがあっても、作品と結び付けることができなかった二人ですが、その作品約70点をまとめて見ることができたおかげで一気に理解が進みました。
 二人が「最後の印象派」と称されていることは展示作品の色彩の表現からうかがえ、シダネルとマルタンのそれぞれに自分好みの作品を見つけることができました。
シダネルとマルタン展
 SOMPO美術館をいつもと異なる角度から撮影しました。強い日差しのせいかCGかジオラマのように見えます。
SOMPO美術館外観

スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち

2022年7月2日

 上野の東京都美術館で開かれている「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」に行きました。
 エディンバラにあるスコットランド国立美術館から、ラファエロやベラスケスといった”美の巨匠たち”の名作が多数来日しています。
 ルネサンスからポスト印象派までの西洋絵画の各時代の優れた作品を見られるほか、ゲインズバラやレノルズといったイギリスの画家、そしてレイバーンなどのスコットランドの画家の作品を見られるのはこの展覧会ならではでしょう。もちろん、ターナーコンスタブルの良い作品もあります。
スコットランド国立美術館展

沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」

2022年6月28日

 上野の東京国立博物館で開かれていた『沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」』展に行きました。
 沖縄県の本土復帰50年を記念して開かれたこの展覧会では、王国時代の王家に伝わる宝物、歴史資料、工芸作品を主として、他にも様々な文化財が展示されていました。
 特に、海洋国家としての中国大陸や朝鮮半島、東南アジアとの交易をうかがわせる展示品からはスケールの大きさを感じます。また、色彩に富んだ紅型や絣の衣装は、その繊細さと美しさに目を奪われます。
 琉球に関する展覧会へ行くのは、2018年のサントリー美術館以来ですが、知れば知るほど琉球文化の奥深さを感じます。
琉球展
撮影パネル
 快晴で庭園は真夏の陽光が降り注いでいました。
東京国立博物館庭園

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