大阪の日本画
2023年6月4日
東京駅の東京ステーションギャラリーで開かれている「大阪の日本画」展に行きました。
大阪は、商工業都市として東京や京都とは異なる独自の文化圏を持ち、その大阪が生み出した近代日本画を集めることでその独自性を際立たせるテーマとなっています。ちょうど最近の近代大阪画壇への注目と響き合った内容です。
展示では、明治から昭和前期に大阪で活躍した北野恒富の作品も複数あり、思わず見入ってしまいました。
見終えた後は丸の内北口をぼんやり眺めます。
特別展 国宝・燕子花図屏風
2023年5月20日
南青山の根津美術館で開かれている「特別展 国宝・燕子花図屏風」に行きました。
毎年、庭園のカキツバタの咲く頃に展示される「燕子花図屏風」を今年も見ることができました。
今回の企画は、光琳の「燕子花図屏風」を中心として同時代に描かれた作品が展示され、近世絵画の光琳前と光琳後の移り変わりをたどれる内容でした。
当日は好天に恵まれ、庭園のカキツバタは見頃を迎えていました。
令和5年神田祭
2023年5月14日
私どもの事務所は千代田区内神田にあり神田明神の氏子町です。神田祭は隔年で斎行されるならわしですが、一昨年はコロナ禍のため中止になりました。今年は令和元年から四年ぶりの斎行で、コロナ後の日常を取り戻す象徴のひとつと言えるでしょう。
こちらは氏子町神輿神霊入れの日の様子です。
こちらは神輿宮入の日に各町会の神輿が発つ前の様子です。
こども神輿も見事です。
ルーヴル美術館展 愛を描く
2023年5月10日
六本木の国立新美術館で開かれている「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行ってきました。
ルーヴル美術館のコレクションのうち、西洋絵画における多様な愛の表現がを集めた企画で、16世紀から19世紀半ばまでの画家たちが描いた作品を見ることができます。
展示品のうち、数においても内容においても最も充実していたのは18世紀のロココ様式から19世紀はじめの新古典主義・ロマン主義までのフランス絵画です。このコーナーではルーヴルのなかでも名品といわれるものを見ることができます。
会場の一部の作品は撮影が可能で、次の写真中にあるフランソワ・ジェラールの『アモルとプシュケ』などもその一枚です。
東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密
2023年4月10日
竹橋の東京国立近代美術館で開かれている「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」に行きました。
開館70周年を記念し、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみを展示するという展覧会で、当館が所有する重要文化財の全てを見られるというまたとない機会でした。
当館以外からも数多くの作品が集まっていて、これらはそれぞれのコレクションの中でも「重要」な作品であることは言うまでもありません。
パネルは左が高橋由一の『鮭』、右が高村光雲の老猿です。
館から望む大手町方面です。
当日はあいにくの雨でしたが、北の丸公園を散歩すると椿がきれいに咲いていました。