恋し、こがれたインドの染織-世界にはばたいた布たち

恋し、こがれたインドの染織-世界にはばたいた布たち

2023年11月2日

 虎ノ門の大倉集古館で開かれていた「恋し、こがれたインドの染織-世界にはばたいた布たち」展に行きました。大倉集古館へは約1年半ぶりの訪問です。
 木綿を美しく染めることは難しく、17世紀以前にはインドだけがその技術を持っていたそうです。そのインドで18~20世紀にかけて作られた布や、交易によりインドから世界各地へ伝播し、各地で変化を遂げて作られた布を見ることができます。
 いろいろなモチーフでデザインされた当時の繊細な布に感嘆しました。
恋し、こがれたインドの染織
大倉集古館外観

江戸時代の美術─「軽み」の誕生

2023年10月28日

 丸の内の出光美術館で開かれていた『江戸時代の美術─「軽み」の誕生』に行きました。
 展覧会の概要によると、狩野派の地位を盤石にした狩野探幽が後水尾天皇に対して「絵はつまりたるがわろき」と語ったそうで、画面にすべてを書き尽くさず、ゆとりや隙を感じさせるようにすべきというのがその真意とのことです。
 このつまらない(詰まり過ぎない)の価値観が現代まで引き継がれてきていることを感じられる展覧会でした。
軽みの誕生
 皇居方面はあちらこちらで再開発が活発な東京の中で変わらない景色の一つです。
出光美術館からの眺望
 すぐ近くで来年秋まで修繕工事をしている三菱一号館美術館に立ち寄ってみました。足場が組まれ覆いがかかっています。その覆いはロートレックのモチーフです。
三菱一号館美術館前庭1
三菱一号館美術館前庭2
 前庭のバラに癒されます。
前庭のバラ

三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions

2023年10月24日

 しばらく前のこと、千葉市美術館で開かれていた「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」展に行きました。
 ここ数年は、千代田区の丸の内仲通りを中心にアート作品を屋外展示する「丸の内ストリートギャラリー」の展示作品として三沢厚彦氏の彫刻作品(青銅に着色)を見ることがありましたが、今回、その原型となる木造彫刻作品を見ることができました。
 クマやゾウ、ヘラジカ、トラといった大型の動物から、ウサギやネコ、リスといった小型の動物まで、樟の彫像に彩色を施した作品が出迎えてくれます。すぐに気づくのは、会場が素材の樟の香りで満ちていることです。記録映像によると、これらは各地の美術館を巡回していて、会場のスペースに合わせていろいろなレイアウトで展示されてきたことがわかります。
 作品のモデルは実在の動物にとどまらず、ギリシャ神話のキメラ(キマイラ)の彫刻もあって目を引きます。
千葉市美術館三沢厚彦展
千葉市美術館

イソヒヨドリ(磯鵯)来訪

2023年10月13日

 先日、用事があって休日の事務所にいたところ、心地よい鳥の鳴き声が近くから聞こえてきました。
 これまでに聞いたことのない声の主を探してブラインドの隙間からそっと見ると、見慣れない鳥が止まっています。
 インターネットで調べたところイソヒヨドリの雌で、もともとは磯や岩場に多く生息するらしいのですが、近頃は市街地でも見かけるそうです。
 平日だったら美声を聞くことができなかったかもしれませんし、イソヒヨドリという鳥の名を知ることもありませんでした。
 イソヒヨドリ写真

美術館の悪ものたち

2023年10月2日

 上野の国立西洋美術館で開かれていた「美術館の悪ものたち」展に行きました。
 先日ご紹介した「スペインのイメージ :版画を通じて写し伝わるすがた」展と同時期に新館2階の版画素描展示室で開かれていた小企画展です。
 会場には当館のコレクションから、制作された時代ごとの「悪ものたち」が登場する作品が選ばれて展示されていました。
 作品の制作年は15世紀から20世紀と幅広く、たとえばアルブレヒト・デューラーの『「黙示録」より、4人の騎士』は、デューラーの版画でも代表作のうちの一つとされている貴重なもので、他にも見るべき作品が並んでいました。
美術館の悪ものたち

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