八ッ場ダムの橋梁工事
2009年10月22日
八ッ場ダムの建設現場の近くを通る機会がありました。
ダムの堰堤がまだ姿を見せていない中、目下のところダムの象徴となっているのは、高くそびえる橋脚でしょう。よく報道の場面で映し出されるT字型が並んでいる物体です。
家に戻って工法を調べました。いくつかある橋の工法のなかで話題の橋はカンチレバー工法と呼ばれるものでした。始めにI字型の橋脚をつくり、その後左右均等にT字型に延ばして橋脚間をつなぐ方法で、長いスパンの橋梁を経済的に作るのに適しているそうです。国内にはカンチレバー技術研究会というゼネコンを会員とする団体があり、技術の向上をはかっていることも知りました。
間近で見る橋脚は思った以上に高く巨大で、左右に大きく張り出した部分が印象的でした。土木技術の凄さを感じたひとときでした。