江戸の狩野派展

江戸の狩野派展

2013年12月19日

 出光美術館で開かれていた『江戸の狩野派』展を観ました。
 狩野探幽が徳川幕府の御用絵師として江戸に進出して以降の探幽からはじまる江戸狩野派の名作が数多く展示されていました。
 展覧会の『江戸の』は、江戸時代の『江戸』と幕府が置かれた『江戸』のふたつの意味があることは、美術館に行ってやっと理解できました。
 仁清の茶碗がさりげなく置かれているなど、一緒に展示されていた江戸時代のやきものもまたすばらしいものでした。
江戸の狩野派

2013年度『蔵前ベンチャー賞』・『蔵前特別賞』の授与式と記念講演会

2013年11月29日

 11月27日に母校の同窓会である蔵前工業会が主催する2013年度『蔵前ベンチャー賞』、『蔵前特別賞』の授与式と記念講演会に参加しました。
 今年の5月に蔵前工業会が組織である「蔵前ベンチャー相談室」のアドバイザーに登録されたのをきっかけに参加したものです。
 授与式では、庄山悦彦蔵前工業会理事長が授与をつとめられ、続いて受賞者による記念講演会がありました。非常に濃い内容の講演もすばらしかったのですが、その後の交流会は同窓ならではのあたたかい親交の場となり、これもまたすばらしいものでした。

ターナー展

2013年11月23日

 東京都美術館で開かれているターナー展に行きました。
 どちらかというと絵画後進国であった18世紀後半のイギリスに登場したターナーは、後に西洋絵画史上における風景画の巨匠と称され、イギリスの絵画の地位を飛躍的に高めたといわれます。
 これまでイギリス絵画にはあまり触れる機会がありませんでしたが、大回顧展が開かれるということで、この機会にと思いました。
 作品は、ターナーのコレクションとしては世界一と言われるテート美術館から約110点。
 私の好みは、当時海洋国家として覇権を確立したイギリスならではの海とそこに浮かぶ船の画の数々です。
ターナー

庄内藩の屋敷遺構が見つかる

2013年11月17日

 心惹かれるニュースがありました。私どもの事務所から直線距離で400メートルほどの場所にある大手町のビル建て替え現場で、江戸時代に庄内藩が構えていた大名屋敷の遺構が見つかったという新聞報道です。
 地下深くまで活用する近年のビルの跡地からの遺構発見とは、奇跡に近い感があります。
 庄内藩といえば、譜代筆頭の酒井家の領地。いやが上にも関心が高まります。建築主と教育委員会が一般公開してくれたら、と願います。意外と近くにあった江戸の歴史でした。

胆沢城跡にて

2013年10月27日

 休日に岩手県の胆沢城跡を訪ねました。
 この地は、平安時代の初期、坂上田村麻呂が征夷大将軍として蝦夷の征討に派遣され、802年に律令支配の北限として城を築いたところです。その後、鎮守府がそれまでの宮城県の多賀城からこの地に移され、150年近く陸奥の拠点であり続けました。
 現在は遺構のみで、周りは農地やリンゴ畑が広がり、北上盆地を取り囲む遠くの山まで見渡せます。
 興味の赴くままに近くを散策すると、城の北と西が北上川に面し、天然の要害であったことがわかります。
 当時の建物が遺っていないことがかえって想像力をかきたてます。
岩手胆沢城

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