「風景画の誕生」展~ウィーン美術史美術館蔵
2015年12月8日
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれていた『風景画の誕生』展に行きました。
名画のコレクションで知られるウィーン美術史美術館から「風景画」をテーマにした絵画が集められていました。歴史画や宗教画、神話画が主体であった伝統的な西洋絵画に風景画というジャンルを加えたとされる17世紀の絵画が、今やあたりまえに目にする風景画のルーツと知ることができたのは大きな収穫でした。日曜日でしたが比較的ゆったりと鑑賞できました。
「金銀の系譜」宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界
2015年12月6日
世田谷の静嘉堂文庫美術館で開かれている『金銀の系譜 宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界』展に行ってきました。
静嘉堂文庫美術館を訪れるのは今回が初めてです。世田谷の高台に位置し、雑木林が武蔵野の面影を残していると言われています。
展覧会の注目作品は俵屋宗達の「源氏物語関屋・澪標図屏風で、本格的な修理を経て10年ぶりに公開されたとのことです。
そのほかにも収蔵されている重要美術品のなかから琳派をテーマにした展示がされており、特に印象深かったのは酒井抱一の「波図屏風」で迫力満点でした。
「三井家伝世の至宝」
2015年11月28日
日本橋の三井記念美術館で開かれている「三井家伝世の至宝」展に行ってきました。
三井文庫開設50周年、三井記念美術館開館10周年に合わせて、三井家伝来の名品中の名品を展示する特別展です。
なかでも注目は円山應挙の「雪松図屏風」は六曲一双の屏風で、金地に水墨で松と雪を描かれており、冷たい空気と静けさが伝わってきました。
そのほかにも、三井家のコレクションを彩る茶道具や能面も見ものでした。
2015年度『蔵前ベンチャー賞』・『蔵前特別賞』の授与式と記念講演会
2015年11月25日
母校の同窓会である蔵前工業会がベンチャーの育成を目的に設けた『蔵前ベンチャー賞』、『蔵前特別賞』の2015年度における授与式と記念講演会に参加しました。
「蔵前ベンチャー相談室」のアドバイザーに登録をしていることが縁で参加したものです。
授与式では、石井義雄蔵前工業会理事長から各受賞者への授与があり、続いて受賞者による記念講演会がありました。今年度の特徴と言えるのは、ベンチャー賞の中央葡萄酒㈱三澤茂計氏のワイン造りと、特別賞の盛田正明テニス・ファンド会長盛田正明氏による世界のテニストップ選手養成で、技術系の受賞とともに評価されました。
受賞者による講演はすばらしく、その後の交流会では、三澤氏からは甲州種のワイン、盛田氏からは生家の造り酒屋の日本酒がふるまわれ、これもまたすばらしいものでした。
「琳派と秋の彩り」と「久隅守景展」
2015年10月13日
美術館をはしごしました。恵比寿の山種美術館で開かれている「琳派と秋の彩り展」と六本木のサントリー美術館で開かれている「逆境の絵師 久隅守景展」です。
琳派好きとしては「琳派」というだけでつい見に行ってしまいます。狩野派の久隅守景は謎の多い生涯だったことを今回はじめて知りました。琳派と狩野派。同時代の作品を一日で見られたのは、はしごのお陰です。ただし、すこしつかれました。
山種美術館ではちょうど白萩が咲いていました。