横山大観展
2018年5月28日
竹橋の東京国立近代美術館で開かれていた『生誕150年 横山大観展』に行きました。
明治の訪れとともに誕生した横山大観の大回顧展で、連日のように来場者で賑わっていたようです。
日本絵画の巨匠として知られる横山大観ですが、これまで一断面でしか見ていなかったところに、たくさんのことを知ることができた貴重な展覧会でした。
その画業のなかで、さまざまな試みを絶えずしていて、それが制作に現れているところは興味が尽きません。
近代美術館から大手町方面のどんどん変わりゆく高層ビル群の眺めは好きな風景のひとつです。
ルドン-秘密の花園
2018年5月19日
丸の内の三菱一号館美術館で開かれている『ルドン-秘密の花園』展に行ってきました。
印象派と同時代ながら、特異とも言われる画業を残したオディロン・ルドンの植物をテーマにした展覧会です。
目玉は、かつてドムシー男爵がルドンに注文をした食堂装飾画で、その後、相続税の物納でフランスの国有となり、現在はパリのオルセー美術館の所蔵となっている15点がそろって来日し、同じ食堂を飾っていた当館所蔵の「グラン・ブーケ」と合わせて一堂に会した展示です。
そのほかにも、世界有数のルドンコレクションを有するといわれる岐阜県美術館、パリのオルセー美術館などからテーマに沿った名作が集まっています。
展示室をつなぐ回廊のベンチから新緑の中庭を眺めるのも良いものです。
光琳と乾山~芸術家兄弟・響き合う美意識
2018年5月11日
南青山の根津美術館で開かれていた『光琳と乾山 芸術家兄弟・響き合う美意識』展に行きました。
毎年この時期に恒例となっている尾形光琳筆「燕子花図屏風」の展示に合わせた企画展示で、今回は弟の乾山の作品とともに、兄弟の美意識の競演が見られました。
なかでも乾山の「武蔵野隅田川図乱箱」は桐箱に絵が施されている珍しいもので、81歳の没年の作ということもあって印象に残りました。
庭園の燕子花はちょうど見頃で、初夏の強い日差しに映えていました。
ビュールレ・コレクション
2018年5月7日
六本木の国立新美術館で開かれていた「ビュールレ・コレクション 至上の印象派展」に行きました。
コレクションの中核となる印象派の傑作のほかにも、後に続くセザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ブラックらのすぐれた作品も見られます。
コレクションは実業家として財を成したエミール・ゲオルク・ビュールレが一人で築いたものだそうです。その事業の中にはエリコン20mm機関砲の製造があることを知って、中学校のころに作った戦車のプラモデルと思わぬところでつながった気がしました。
魔笛(Die Zauberflöte)鑑賞
2018年5月5日
すみだオペラ合唱団員の知人からのお誘いで、すみだオペラ第7回公演、W.A.モーツァルト作、歌劇「魔笛」を鑑賞しました。
第4回公演から毎回鑑賞していますが、今回もまた聞かせどころ、見どころたくさんのすばらしい公演でした。