巨匠たちのクレパス画展 日本近代から現代まで
2018年11月1日
西新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開かれていた「巨匠たちのクレパス画展」に行ってきました。
こどものころに慣れ親しんだクレパスは、クレヨンとパステルの良い点を兼ね備えた画材として大正時代に日本で発明されたとのことです。
そのクレパスによる計100余名の作家の作品を集めた展覧会で、作品は風景画、静物画、肖像画、抽象画など幅広いジャンルにわたっていて見ごたえがありました。
絵を見た後は美術館のある高層階から遠くを眺めて目の緊張をほぐします。
没後50年 藤田嗣治展
2018年10月27日
上野の東京都美術館で開かれていた「没後50年 藤田嗣治展」に行きました。
今や多くの説明を要しない画家の大回顧展で、初期から晩年までの作品が数多く展示されていました。
エコール・ド・パリでの活躍、太平洋戦争期の作戦記録画への協力、フランス国籍の取得、キリスト教への帰依などの転機を、作品の展示とともに知ることができたことは大きな収穫でした。
没後50年 河井寛次郎展
2018年10月22日
汐留のパナソニック汐留ミュージアムで開かれていた「没後50年 河井寛次郎展」に行ってきました。
多彩なジャンルの作陶の名品のみならず木彫や書を集めた展示を見ることで、これまで興味を持ちながらもなかなかたどり着くことができなかった制作の全貌に少し近づいた気がしました。
また、東京高等工業学校の窯業科卒ということと、これに関連した写真パネルの展示は、私の母校の新たな一面を知るきっかけになり、より親近感を覚えました。
ミケランジェロと理想の肉体
2018年10月15日
上野の国立西洋美術館で開かれていた「ミケランジェロと理想の肉体」展に行ってきました。
自らを「彫刻家」と呼び、また、彫刻こそが芸術の最高の表現方法と考えていたとされるミケランジェロの貴重な作品が今回2点展示されました。
1点は初期の「若き洗礼者ヨハネ」で、もう1点は円熟期の「ダヴィデ=アポロ」です。
骨格や筋肉、ポーズを見るだけでなく、題材となった洗礼者ヨハネの表現を見たり、今もなおダヴィデとアポロのいずれにも定まっていない題材を、自分なりに持ち物や身の回りの物から推量したりするのは楽しいことでした。
その他の古代ギリシャ・ローマやルネサンスの彫刻作品の展示も見ごたえ十分です。
動物たちの息吹
2018年9月8日
虎ノ門のホテルオークラで開かれていた「動物たちの息吹」展に行ってきました。
今年で24回目を迎えるチャリティーイベント「秘蔵の名品 アートコレクション展」のテーマとして今回選ばれたのが「動物画」です。
会場には西洋絵画や日本絵画から動物を描いた作品が多数紹介されています。
なかでも、菱田春草や藤田嗣治の猫、円山応挙の狗などは、ほのぼのとしていて思わず微笑んでしまいます。