田中一村展 奄美の光 魂の絵画
2024年12月17日
上野の東京都美術館で開かれていた「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」に行きました。
1908年に生まれ1977年に69歳に亡くなった田中一村について知ったのはこの回顧展が初めてです。
神童と呼ばれた子供のころの作品から、晩年に新しい創作の道をもとめて移住した奄美大島での作品まで年代ごとに数多くの作品が展示されていて、無名のまま世を去り、特に近年評価が高まっている田中一村の画業や、絵画への思いを知ることができました。
内神田一丁目計画-その7
2024年12月8日
私どもの事務所の近くで進んでいる「内神田一丁目計画」の近況です。
鉄骨の組み立て工程なので、建築中の建物の外観としては最も変化が大きな時期です。
下層階から窓ガラスが入り始めました。
カナレットとヴェネツィアの輝き
2024年12月4日
西新宿のSOMPO美術館で開かれている「カナレットとヴェネツィアの輝き」に行きました。
18世紀のヴェネツィアで活躍したカナレットの優れた景観画の作品を国内外から集めた展覧会です。
当時、イギリス貴族がグランド・ツアーでヴェネツィアに滞在したのをきっかけに買い求めた英国内のコレクションが展示の中心で、約60点の油絵、素描、版画は見応え十分でした。また、カナレットの影響を受けた画家たちの景観画からはカナレットの偉業を改めて感じることができました。
ベル・エポック―美しき時代 パリに集った芸術家たち
2024年11月21日
汐留のパナソニック汐留美術館で開かれている「ベル・エポック―美しき時代 パリに集った芸術家たち」に行きました。
「美しき時代」と訳されるベル・エポック(Belle Époque)は、パリにおいて19世紀末から1914年まで続いた繁栄の時代を表すのに用いられる言葉だそうです。
本展では、そのベル・エポックの絵画や工芸にとどまらず、幅広いジャンルの作品が展示されていました。
ミュシャやロートレックのポスターはこの時代を代表するものですが、どこかで見たことがあるポスターがジュール・シェレという画家の作品で、しかもシェレがポスターの大家の作品と知ることができたのは大収穫でした。
没後300年記念 英一蝶 -風流才子、浮き世を写す-
2024年11月13日
六本木のサントリー美術館で開かれている「没後300年記念 英一蝶 -風流才子、浮き世を写す-」に行きました。
元禄年間に活躍した絵師の没後300年にあたる節目を記念する展覧会で、国内外から優れた作品が集められていました。
三宅島へ流罪になった時に島で描かれた「島一蝶」と呼ばれる作品や、俳諧をたしなみ、松尾芭蕉の高弟である宝井其角との交流を示す句集の展示から、英一蝶のこれまで知らなかった一面への理解が深まりました。