特別展 燕子花図屏風の茶会
2022年5月10日 :税理士ブログ
南青山の根津美術館で開かれている『特別展 燕子花図屏風の茶会』に行きました。
例年、庭園のカキツバタが咲く頃、当館が所有する「燕子花図屏風」をメインに様々なテーマの展覧会が催されいます。
今年のテーマは、当館のコレクションを築いた根津嘉一郎が、1937(昭和12)年5月の数日間にわたって催した大茶会で披露した屏風や茶道具を展示するというもので、名品をまとめて見られる貴重な機会です。当時の茶会の客や懐石の献立、使われた器のことが記された記録の展示もまた興味深いものでした。
主役の尾形光琳の「燕子花図屏風」はもちろん何度見ても素晴らしいのですが、並べて展示されていた円山応挙の「藤花図屏風」は、金地に墨でのびやかに描かれた幹や枝と、繊細に描きこまれた花の組み合わせで「燕子花図屏風」に負けないくらい素晴らしいと感じました。
庭園のカキツバタは見ごろを迎えていました。昨年訪れた時は開花時期よりも少し早かったので花をほとんど見られなかったのに対し、今年は思う存分見ることができました。