よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―

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よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―

2022年3月10日 :税理士ブログ

 六本木のサントリー美術館で開かれている「よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―」に行きました。
 正倉院に奈良時代から伝わる宝物は、1300年近くの長い歳月を経て傷んだものが修理される一方で、明治後期からは修理と一体の事業として模造制作が行われて来たそうです。
 今回は、最新の調査・研究と、現代の名工といわれるひとびとの卓越した技量が融合して完成した忠実な再現模造を見ることができました。
 代表的な展示品の『螺鈿紫檀五絃琵琶』は、五弦の琵琶でも世界中で現存するのは正倉院御物のみらしく、その模造の制作過程の解説と併せて展示されていました。螺鈿の細工や木地の仕上げは息をのむような美しさです。これら宝物の「制作当時」を味わえるのは模造ならではです。
サントリー美術館正倉院宝物複製
正倉院宝物

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