あやしい絵展
2021年6月1日 :税理士ブログ
少し前のことになりますが、竹橋の東京国立近代美術館で開かれていた『あやしい絵展』に行ってきました。
展覧会の解説によると、「あやしい」には、妖しい、怪しい、奇しいなど様々な漢字が当てられ、「キレイ」や「見ていて心地よい」とは少し違う、神秘的で不可思議、奇怪な様子を表している、とあります。
本展は、幕末から近代までの「あやしい」絵を展示する企画で、当館のコレクションのほかにも多くの作品が集められていました。
この「あやしい」を通して見ると、以前に見たことのある作品でも違ったものに見えることに気づきます。
また、これまで見る機会が少なかった甲斐庄楠音や北野恒富の「あやしい」絵からは、それぞれの画家の「あやしい」が強く伝わってきて、容易には忘れられそうにありません。
4月17日に紹介した小村雪岱の「あやしい」作品もまとまった数が展示されていました。
なお本展は、新型コロナの緊急事態宣言のために4月25日から休止となったまま会期を迎え閉幕しました。
美術館から大手町方面の眺めです。