原三溪の美術 伝説の大コレクション
2019年9月1日 :税理士ブログ
みなとみらいの横浜美術館で開かれていた「原三溪の芸術 伝説の大コレクション」展に行ってきました。
今回の展覧会は、横浜美術館開館30周年記念、原三溪生誕150年、没後80年記念ということもあって大規模なものです。
原三溪は明治初年に岐阜で生まれ、横浜において生糸貿易などで財をなした実業家であり、古美術のコレクターとして蒐集した名品は数知れないそうです。その後、各地の美術館や博物館の所蔵となった旧蔵品がこの展覧会で里帰りし、まとめて見られる貴重な機会でした。
展示では、原三溪を「コレクター」、「茶人」、「アーティスト」、「パトロン」の側面でとらえ、また、購入した美術品の自筆の目録や、出版しようとして成しえなかったコレクションの図録の草稿などの関連資料も展示されていて、業績の大きさを感じさせてくれました。
3年前に三渓園を訪れていなければ今回の展覧会には行かなかったかもしれません。