グエルチーノ展~よみがえるバロックの画家~
2015年5月31日 :税理士ブログ
上野の西洋美術館で開かれているグエルチーノ展に行きました。
グエルチーノの名を聞いてもあまりピンと来なかったのですが、特に近年では再評価が試みられ、イタリアを中心に大きな展覧会が開かれているそうです。
今回の展覧会は日本初ということで、作品は主にイタリアのチェント市立絵画館からやって来ました。チェントは、3年前の2012年5月20日に地震の被害を受け、その絵画館は現在もなお閉館を余儀なくされています。今回の展覧会は復興事業の一環で収益がその復興に充てられるとのことです。
作品は宗教画の大作が中心で、聖書の場面が数多く登場します。特に印象に残ったのは1622年頃の作とされる「聖母被昇天」でした。
西洋美術館といえば、常設展ではフェルメールに帰属するとされて話題の「聖プラクセデイス」が展示されていて興味をそそります。